温熱環境・エネルギーシミュレーション
断熱や省エネ対策による温熱環境やエネルギー消費量の削減効果を、計算で簡単に把握したいというニーズにお応えします。
こんなご要望にお応えします
- 住宅の断熱性能を変えると、室内温度がどう変わるのか知りたい!
- 効果的な省エネ対策知りたい!
- どれぐらい対策をすればZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)・ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)を達成できるのか知りたい!
実測しなくても温熱環境やエネルギー消費量が予測できます!
室内の温熱環境や、住宅・建築物のエネルギー消費量を正確に把握するには、実測を行うことが一番ですが、時間も費用も人手もかかるため、実現が難しいことも少なくありません。また、実際の建物を建てる前にシミュレーションで予測することが大切です。そのため、計算によって室内温度やエネルギー消費量を再現するシミュレーションソフトウェアが多数開発されています。シミュレーションソフトは入力されたとおりに結果を出力しますので、シミュレーション結果が意図する事象を再現しているのかは、十分な経験と勘が必要なことも多く、操作に慣れないと正しいシミュレーション結果を得られないこともあります。
佐藤エネルギーリサーチでは、さまざまなシミュレーションソフトウェアを開発・使用してきた経験と勘を活かし、最適なシミュレーションツールを使ってお客様のご要望に応じたシミュレーション結果をご提供いたします。
対応可能なシミュレーションソフトウェア
佐藤エネルギーリサーチでは以下のシミュレーションソフトウェアを使用したシミュレーションを行うことができます。
- BEST、BEST住宅版
- 一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)で開発している建築と設備の連成シミュレーションプログラム
- EESLISM
- 建築と設備を連成計算する高速な計算エンジン
- Daikukan
- 室の垂直温度分布を考慮したシミュレーション
こんなシミュレーションをお手伝いします
温熱環境のシミュレーション
住宅内の温熱環境は、居住者の健康にもさまざまな影響を及ぼします。特に、室内温度が低く寒い環境では、高血圧や循環器疾患などの健康リスクが高くなることが、近年の研究で明らかになってきています。住宅の断熱強化・断熱改修を行うことで、空調のエネルギー消費量を削減できるだけではなく、居住者の健康面の改善効果も期待できます。
温熱環境を評価できるシミュレーションソフトウェアを用いて、断熱改修後の室内温度を再現することで、改修工事を行う前に効果を検証することができます。また、シミュレーションにより入浴時の浴室の温度や起床時の寝室の温度をピンポイントで確認し、健康リスク要因の評価を行うこともできます。
エネルギー消費量のシミュレーション
住宅や建築物で消費されるエネルギーを限りなくゼロにするZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)が近年注目を集めています。ZEH・ZEBを実現するためには、どのような省エネルギー手法を導入する必要があるのか、断熱性能はどれくらいにすべきか、といった疑問をエネルギー消費量のシミュレーションで明らかにできます。
さらに、たとえばコージェネレーションシステムを採用した場合の省エネルギー効果、ポンプの制御方式を固定速制御からインバータ制御に変更した場合の省エネルギー効果、熱源送水温度を変更した場合の省エネルギー効果など、建築物の設計段階から運用段階まで、さまざまな場面においてシミュレーションを活用することができます。
また、電力需要がひっ迫する夏期や冬期におけるデマンド対策などの評価も、シミュレーションで行うことも可能です。
シミュレーションプログラムの開発・検証も承ります
佐藤エネルギーリサーチでは、熱負荷計算やエネルギー消費量計算の計算ロジックそのものの開発や、お客様のご要望に応じたシミュレーションソフトウェアの開発も承っております。また、既存のシミュレーションソフトウェアを使用したシミュレーション精度検証なども行っております。どうぞお気軽にご相談ください。